2006年06月26日

敗者の残影

アルゼンチン2-1メキシコ
マフィアの親分もしくはちょい悪オヤジな風体のメキシコ・ラボルペ監督はアルヘン人。ネクタイのセンスが素敵だ。イラン戦では試合中にベンチで煙草を吹かしてましたが後でFIFAから禁煙を言い渡されたとかなんとか。今大会の印象度ナンバーワン監督であります。

メキシコの国歌斉唱はメキシコ人じゃないのに熱い(笑)。アンゴラ戦、ポルトガル戦を欠場したボルヘッティが戻ってきたメキシコは果敢にもアルゼンチンにオープンな打ち合いを挑む。立ち上がりから目まぐるしく局面の動くハイテンションな攻防。メキシコ、やはりボル兄貴がいるだけで全然違う。前半5分、PA右からのFKをニアで頭で流し、ファーに走りこんだマルケスが右足でゴール。これは面白くなってきた。

と思ったら9分、今度はアルゼンチン右からのCKがクレスポと競ったボルヘッティの頭に当たってゴールイン。1-1。記録はクレスポのゴールに。

その後は互いにゴール前の局面を作りながら膠着。22分DF裏へ抜け出したクレスポのループシュートはわずかに右。24分には中央からお返しとばかりにボルヘッティが強烈ミドルを放つもアボンダンシエリがセーブ。ペースはややメキシコか。アルゼンチンはGLに比べるとちょっと重い感じ。35分にはアルゼンチンの遠目からのFKがPAに向かって蹴られると同時にメキシコDFが実に綺麗なオフサイドトラップ。メキシコ、守備もいいですよねぇ。整備されたラインディフェンス。ちょっとトルシエジャパンっぽい。

このまま何事もなくハーフタイムかと思われた前半ロスタイム、アボンダンシエリからの軽いパスの処理をエインセが誤ったところをフォンセカがかっさらい慌ててファウルのタックルで止める。これを主審はイエローカード。完全に決定機だったのでこれはレッドですよぉぉ。退場していたらどんな結果になっていたか、それは知る由もない。

後半最初の決定機はメキシコ。53分、PA手前左からクロスがゴール前右のボルヘッティへ、これを胸トラップで正確に落としてすぐさまシュート!もGK正面。さすがにミートは甘かったもののあれをあんな風に打てるのか・・・。

56分にはアルゼンチン、PA右からのFKを左でどフリーのロドリゲスがダイレクトで打つがミートせずGK正面。58分、リケルメからのスルーパスが綺麗にサビオラに通るが1対1をGKサンチェスが好セーブ!いやぁ熱い熱い。

お互い決定機を作りながら得点は動かず、そろそろ両者カードの切りどころ。メキシコはシーニャを準備するがこのタイミングでDFが負傷、予期せぬ交代枠を1つ使うことになる。遅れて74分シーニャ投入、交代枠を使い切る。長期戦になってしまうと手札の豊富なアルゼンチンに対して不利そうだ。

アルゼンチンも勝負どころと見たか75分クレスポに替えてテベス、カンビアッソに替えてアイマール、84分サビオラに替えてメッシとたて続けに交代。メキシコは疲れてきたか押し込まれ始めるが粘り強いディフェンスで耐える。このまま延長突入かと思われたロスタイム、リケルメがボールを持ったところオフサイドトラップを仕掛けたメキシコDF裏にパスが通りゴールも判定はオフサイド。スローで見たらオンサイド。前半、後半とロスタイムに微妙な判定が。ともあれ試合は決勝T2試合目にして初の延長戦へ。

熱戦に幕を下ろしたのは98分、ソリンからのロングボールをPA手前右でロドリゲスが胸トラップからダイレクトで左足ミドル!これが美しい弧を描いてメキシコゴールへ。ジョー・コールのドライブシュートも凄かったがこれも凄い。もうこんなのが入ってしまうのはめぐり合わせとしか言いようがないっすね。

かくして北中米の雄メキシコは4大会連続、ベスト16で姿を消すことになった。でも90年以降4大会連続でGL突破してる国なんて多分ほかにブラジルとドイツぐらいじゃないっけか。すごいことです。気持ちのいいサッカーでした。心境的にはどちらにも勝ってまだ試合をしてほしかった。でも必ず勝者と敗者が決まる決勝Tではそれは叶わない。当たり前だけど32チーム中31チームは必ず負ける大会。いかに美しく散るか。後で思い返せば記憶に残っているのはそんなグッドルーザーたちなのだ。

あ、延長に入ったついでに、私はゴールデンゴールのほうが好きなんですよ(今大会はフル延長)。ボールがゴールに吸い込まれた瞬間、突如訪れる運命に歓喜する勝者と崩れ落ちる敗者のコントラストは残酷だが、ゆえに胸を打つ。

次はドイツ×アルゼンチン!これ勝ったほうは決勝までいけるんじゃないでしょうか。


イングランド1-0エクアドル
ルーニー1トップという謎布陣で開始。ロングボールの応酬の中、0-0で前半を折り返し後半60分ベッカムが素晴らしい直接FKを決めて1-0を守りきり勝利。
ええいつまらん、お前達のサッカーはつまry

や、これはこれでアリだし嫌いなわけじゃないんですけどね。日本に同じことやって1-0で勝て、つっても出来ないわけで。打ち合いばっかりでもつまらないし。大人数でわいわい飲むビールもいいが部屋で一人ちびちび呑む酒もいい。って別に例えられていませんね。

ベッカム今大会は素晴らしいですねぇ。後半足を気にしていたけど(※どうやらゲロ吐いていたらしい)大丈夫かな。なんかランパードが決めきれないシーンが多いような。クラウチはこんなところでは出てきませんよ、何言ってるんですか。
posted by TSU-KA at 03:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 蹴球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/19859826

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。